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3.糖尿病と食事療法 |
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糖尿病の食事療法を教えます
― カロリーの計算方法、その食べ方の大切さとは ― |
食事療法は糖尿病治療の基本です。まずは、自分に見合った1日の目標摂取カロリーを知りましょう。
理想体重を算出し、そこから1日の目標摂取カロリーを計算します。理想体重の計算式は、
身長(m)×身長(m)×22
です。例えば身長170cmのAさんの理想体重は、
1.7(m)×1.7(m)×22=64kg
となります。次に、理想体重から下図の計算式を使って、目標摂取カロリーを出します。
自分の体重が理想体重より
重い人 |
理想体重(kg) |
× 25 |
軽い人 |
理想体重(kg) |
× 30 |
同じ位の人 |
理想体重(kg) |
× 27 |
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例えば、先ほどのAさんの体重が80kgだったとすると、理想体重の64kgより重いので、目標摂取カロリーは、
64(kg)×25=1600kcal
となります。
日本糖尿病学会編「糖尿病食事療法のための食品交換表」(文光堂)をご参照下さい。1単位が80kcalです。ご飯等の炭水化物(表1)、果実(表2)、肉などの蛋白質(表3)、乳製品(表4)、脂質(表5)、野菜(表6)に分け、それぞれ1単位の分量を写真で提示しています。
早食いは肥満に直結します。早食いは更に、血糖値、血圧、コレステロールも悪くします。早食いによる食後の高血糖は、動脈硬化を進め、脳梗塞・心筋梗塞を招きます。食後の高血糖を避けるためには、まず早食いをやめましょう。下図を参考にして下さい。
また、まとめ食いもよくありません。果物や乳製品は、食事中や食直後のデザートではなく、食後2時間程経ってから間食として摂りましょう。摂取カロリーをなるべく分散させることは、食後高血糖を避けるコツです。
食事をゆっくり食べるためのコツ
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塩分の摂り過ぎは、体重・血糖・血圧・コレステロール・中性脂肪の全ての改善を妨げてしまいます。これをインスリン抵抗性症候群と呼びます。いわゆるメタボリックシンドロームの根幹です。塩分の摂り過ぎには気をつけましょう。
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