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1.糖尿病とは |
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糖尿病とは血糖値が高い疾患です。
しかし、よほどの高血糖や、糖尿病による合併症がひどくない限り、自覚症状が全く出ません。
厚生労働省によると、現在成人の6.3人に1人が糖尿病もしくはその予備軍であるとされています。その数1620万人。そして年々患者数は増加しています。まさか自分が・・・そう思っているあなたも糖尿病かもしれません。
■■「糖尿病ほど、ありふれた病気はない」
■■「糖尿病ほど、軽く見られている病気はない」
■■「糖尿病ほど、理解されていない病気はない」
と言われています。
糖尿病は、空腹時血糖が126mg/dl以上あるいは随時血糖200mg/dl以上で診断されます。特有の合併症(糖尿病性網膜症・糖尿病性腎症・糖尿病性神経障害)は血糖値が良い状態では完全に予防できます。
最も怖いのは糖尿病を放置すること。自覚症状がなくても安心できないのです。しかし、糖尿病の半分以上の人は通院していないのが現状です!
糖尿病には大きく分けて三つのタイプがあります。
最も多いのは2型(インスリン非依存型)糖尿病で、糖尿病の95%はこれです。この型は加齢・過食・肥満・運動不足・ストレスといった環境因子の他に、家系に糖尿病が認められる遺伝因子も関与しています(図)。
2型糖尿病と病態と環境因子のかかわり
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1型糖尿病はインスリン依存型糖尿病で、主に小児期に発症します。肥満も遺伝もなく、ある日突然口が渇き、多尿となり、場合によっては高血糖昏睡となり糖尿病が発見されるのです。発見された時からインスリン注射が必要ですが、進学・就職・結婚など日常生活に支障はありません。インスリン治療は日々めざましく進歩しているからです。
三つ目は妊娠糖尿病。妊娠により引き起こされる糖尿病です。出産すると正常に戻ることが多いですが、出産後も定期的な検査が必要です。
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